自分で行える風邪の予防法(令和1年11月号)
【 風邪の知識 】
11月になりそろそろ冷え込む日も多くなってきました。
気温が低く、空気が乾燥してくると、ウイルスが活動的になるため風邪をひきやすくなり、くしゃみや鼻水、咳などをする人も現れ始めます。
風邪の原因となるウイルスは200種類以上あるため、ウイルスに対する対策とウイルスに負けない免疫力を付けておくことがとても大切になってきます。
【 ウイルスの感染経路 】
① 接触感染(ウイルスが付着した手で、口や鼻の粘膜に触れることによる。 )
② 飛沫感染( 感染者の咳やくしゃみにより飛び散ったウイルスを吸い込むことによる。)
③ 空気感染( 空気中に飛散したウイルスを含んだ小粒子の水分が蒸発して、空気中に浮遊したウイルスを吸い込むことによる。)
[ウイルスの 感染経路に対する対策 ]
① 接触感染を避けるためにはこまめな手を洗いに気を付けましょう。( 特に手や手首のシワ つめの間 )
② 飛沫感染を避けるために、マスクを着用し自分の呼気に含まれる湿気でウイルスを弱らせましょう(マスクは隙間を作らず鼻まで覆いましょう。)。出来る限り症状の出ている人に近づかないようにしましょう。
③ 空気感染を避けるために加湿器などで湿度を50~60%に維持し室温を20度以上に保ちましょう。
[免疫力の低下を抑える]
規則正しい生活を行うことで、免疫力の低下を予防しましょう。
① シャワーで済ませずに入浴習慣を身につけましょう。
② 睡眠は一日の始まりと言われます。睡眠一時間前にはスマホなどの脳への強い刺激を避け良質な睡眠を心がけましょう。
③ 炭水化物・タンパク質・脂質・ミネラル・ビタミンなどバランスの良い食事をとるように心がけましょう。
④ 皆さん一人ひとりの体力に合わせて適度に体を動かすよう心がけましょう。
⑤ 就寝時間、起床時間、朝昼夜の食事をとる時間など規則正しい生活を行い体のリズムを整えましょう。
⑥ 自分に合ったストレスの解消法を身につけましょう。( 過度のストレスは交感神経を強く刺激し、血液やリンパの流れを阻害する可能性があります。)